御免下さいませ
昨日の大雨にはびっくりしました。谷の水が多さんふえてわたしの今迄大きな音を立てて流れて居ります。平井様にはいつも大変お世話をおかけして申し訳ありません

十月七日の稲刈りは、運動会やいやんな事が重なって町外からは三名の参加者がなく、地本のお母さん達と子供さんに来ていただきにぎやかに稲刈りが出来ました。午前十時には八月に取れたささげでお赤飯を作り今年の晩茶でお茶をのんでいただきました。

お晝御飯は少しおくれましたが一枚の田の稲を刈り、ハデにかけて仕上げてくれました
お晝御飯のメニューは
地元で取れた栗を栗御飯 取り立ての松タケ汁 日本一のきびだんご 大根と里いもの煮物 きゅうりの酢物 わけねぎの味そあえ みんなで作り昔の大家ぞくのように久しぶりににぎやかな食事が出来ました

町外からの方がもう少しいてくれたらもっと楽しく出来たと残念でなりません。でも三人の参加者は私達はほんとうにうれしかったです

お月見はくら闇の中で縁側に出てすず虫 コオロギ シカの声を聞きながら食台の上にはコスモスの花を小学生の横畠のナナちゃんがかざってくれて、松タケのにぎり、ゆでたまご、ハスの酢物を食べながら月の出るのを待ちました

やっと十時半に東の空が明るくなり松の木の枝の間からおおぎのような月ゆっくりと浮かんで来ました。きらきら光る星の中へほんとうに美しかったです。

最後になりましたが勝浦川流域ネットワークの皆様には市宇のねむっていた村を生かしていただき、平井様には天上の楽園と言ふ名前をもらい又名水に天上の泉が生まれ私達にゆめと希望を下さいまして有難度う御座居ました


 平成十三年十月十日
                           植松光江