戻る | 棚田の学校 稲刈り編 1999年 |
心弾む収穫のとき。 | ||||||||||||||||||||||||||
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里山に秋の気配、ざくざく稲刈り 稲刈り。とうとうこぎ着けました。鎌を持って片手に握れるぐらいの束をつかんで鎌でしごきます。 ザク、ザク、ザク… 3回ぐらい引くと切れます。 ザク、ザク、ザク… だんだん調子が出てきました。 刈った稲をわらで結わえて物干し竿みたいな場所をつくって干す作業があります。これを大勢で手分けするのですから、素人集団といえどもあっという間に終わります。 とはいえ、慣れない中腰は腰に来ます。 見渡すと案山子があちこちにいます。ついでに案山子のコンテストもやっちゃえ。 さて、棚田と森の境界がすぐそばにあります。そこで鳴き声を聞いたような気がして近寄ってみると鹿でした。網に角がひっかっており、近づく人の気配を察して最後の力を振り絞って鳴いたあと、力尽きたようです。 かつて里山には鹿の食料がたくさんあり、人里近くまで来る必要はありませんでした。杉の山が増えて鹿のすみかは減少する一方です。上勝町の樫原で棚田を営む「自称棚田の百姓」の谷崎勝祥さんの詩に耳を傾けてください。
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