四国の川と生きる

 自転車で訪れるのも歩くのもよし。しかも地元の人以外は誰も知らない、行かない、でも水はきれい。その川の名は、伊勢田川(徳島県海部郡海南町)…。
 こちらは伊勢田川の公式ファンクラブサイトです。「えっ、ぼくにファンが?」と戸惑う伊勢田川の顔が目に浮かぶようです。控えめだけどいい川です。伊勢田川を代表する癒しの風景はこちら(50kb)
伊勢田川ここが重要 知る人も知らない伊勢田川(知るも知らぬも伊勢田川) サイト開設2001.6.30 更新7.5
ヤレヤレ峠に源を発する

海部川の陰に隠れ、日和佐川の話題性にも及ばず

さては無名の伊勢田川

意外に濃厚な雰囲気、川好きならはまるかも…

楽しいのは自転車か歩き

伊勢田川の夏絵日記を見てみる?

 
 徳島県南部の牟岐町から海部川中流へショートカットする道がある。通称ヤレヤレ峠越。
 この峠は女の子一人で運転するのは怖いような雰囲気がある。道が曲がりくねっているうえに野生生物が豊富にいる。特にイノシシと猿は多いかも。峠付近は人家はまったくないので心細い。かなり昔にキジを見かけたことがあった。

 そのヤレヤレ峠から流れ出して海南町浅川湾に注ぐ全長10キロ少々(推定)の小さな川が伊勢田川。海南町には海部川という全国区の清流があるため、川好きでもほとんど知られていないし話題にも上がらない。

 20キロほど北にある日和佐川には絵本作家の梅田俊作さんが住んでいたりカヌーエッセイストの野田知佑さんが話題にすることでかなり知られてきたけれども、こちらは相変わらず無名の伊勢田川。

 ところがその清聴な水に驚いた。しかも魚影が濃い。河口から3qぐらいで川幅が3〜5メートルぐらいになるが、それまでは河原らしき場所はある。河川改修で相当護岸(蛇篭)がされたところがあるが、部分的には自然の小川の姿を残している。おそらくホタルが相当多いのでは? 懸念されるのは山間部の田畑を縫って流れるので農薬の影響だけ。

 2万5千分の1地図を見て驚いた。流域に人家が20〜30戸程度しかない。これでは水が澄んでいるわけだ。しかも行き止まりの集落なので地元以外の人が訪れることはありえない。

 伊勢田川は徳島県南に数百回通っているぼくでさえ初めてだった。河口近くにかかる国道から上流を見て気にはなっていた。どうせ田園のなかを流れる普通の川と思っていたから。道が広くないので自転車や歩き向きのいいコースとなりそう。

 写真を見てみたい人はこちらだよ。本邦初公開、今までこの国で話題になったことのない川の物語。題して「伊勢田川の夏絵日記


今年も夏がやってきた。伊勢田川探検を7/1に決行。その結果は「夏絵日記」をご覧ください。
徳島市内から1時間40分
海部川まで約10分
日和佐川まで約10分
那賀川(木頭村)まで約1時間半
安田川まで約1時間

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