爆発する音のしない花火〜音のない心象風景

花火はキライ―。

なんであんなに音が大きいの?
家が振動して窓ガラスがびりつく。
暴力的な大音響にネコは飛び起き、赤ちゃんは泣き出す。
花火の前に、
「花火が始まります。花火警報発令します。音が嫌いな人は避難してください」と有線放送で流してくれたらいいのに(笑)。

それでもなぜ大勢の人が、混雑のなか、花火を見に行くのか。
(昨年の花火も今年の花火も同じでしょ)。

そこで考えた。

花火とは、案外退屈なものだ。
しかし、それを写真に撮影し、
肉眼では気付かなかった新たな価値を加えられないかと。

心象風景を言葉に表現してみるという遊び。
爆発音はしない。でも表現は爆発するのだ。


その1 月と競演する小松島市役所
その2 挑みかかる野生
その3 最後のあえぎ
その4 輪廻転生
その5 海のDNA
その6 もどかしさ
その7 思い出せない記憶
その8 遊園地はこれからライトアップ
その9 阿波踊りに誘われて
その10 装いに夢中
その11 夕焼けこやけの赤とんぼ
その12 安らぐ光
その13 世論の形成
その14 迷いがゆえに笑う
その15 拍手に酔いしれて
その16 初めて自転車に乗れた日
その17 子を守る親
その18 遠い旅路の果て
その19 巨大生物が市役所を襲う
その20 夏休み、夕涼み、あの人に逢いたいな.
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