| ユニバーサルデザインを検証する〜その3
しかしホームページは鑑賞用ではなく、あくまで情報を発信し受け取ってもらうコミュニケーションツール。そこには、心理面のあや、マーケティングの仕掛けなどのねらいが込められています。つまり最優先されるのは、目的を実現するためのコンセプトづくり(できるだけ目標はシンプルにしておく必要があります)なのです。 例えば、研究開発型企業で自社の商品や技術を買って欲しいと思う企業があれば、その得意分野についての狭く深い情報に絞った内容とし、目的は、あくまで検索されて自社の商品/技術を知ってもらうことのみのサイトで良いのです。Web上で決済しようと買い物カゴや決済方法まで踏み込んだところでほとんど意味がないでしょう。 つまり、実際の商品の説明は営業員や社長が問い合わせに応じて行えばよいのであり、問い合わせはメールではなくで電話にしておけば、Web用のスタッフを新たに雇用したり張り付けておく必要はありません。 このようなシンプルなねらいで、シンプルな絵を描くのが成功するコツです。当然ながら、この場合のWebサイトは、ページ数20ページ程度の技術情報に特化したものが中心で、そのためのテキストづくり、写真のピックアップ、表現やキャッチコピーの練り上げが重要となります。 極端に言えば、字に写真を埋め込んだようなつくりのサイトでも充分。信頼できるSOHOにページ5千円で外注しても10万円で済みます。もちろんこの金額は、紙に書かれた下絵をユニバーサルに表示されるようHTML化(Web化)するための技術費用であり、デザイン料や企画料は含みません。早い話が、社内できっちりと企画を練り、デザインは不要(暴言かもしれませんが)と思うぐらいのつくりとなりますが、相手側の企業にとって、美しいデザインのWebサイトや画面が動く凝ったつくりよりも、稚拙であっても欲しい情報がたっぷりと掲載されているサイトが好まれるに違いありません。 中小企業診断士としてのぼくの仕事は、この企画部門。早い話がマーケティングそのものについて、社内でコンセンサスを得て経営革新のきっかけとしてWebを活用することです。もちろん必要があれば、適切な技術を適切な価格で提供できる技術者とマッチングして、美しい仕上がり、齟齬のない技術でバックアップすることもできます。 サイトのリニューアルについてもご相談に乗ります。正確にいえば、サイトだけいじるのではなく、どうすれば成果を出せるか、マーケティングの仕掛けや経営の革新、コアコンピタンスの育成といった企業内部の本質に迫ることで、費用対効果にすぐれ、真の意味で成果が上がるWeb=経営システムが可能となります。 ▲戻る オフィス空と海 Webコンサルティング事業部/中小企業診断士 平井 吉信 |