経営革新こそ生き残りの道


さらに、売上高を年々増やしていくことが
現実的な選択ではなくなっています。
売上高を増やすために、店舗や生産ラインを増強するのは、
モノが不足していた時代、
つくれば売れた高度経済成長の頃の話です。

売上高を無理に増やせばキャッシュフロー(資金繰り)が悪化。
例えば、押し込み販売。
営業部隊が困ったときに
経営者に数字の辻褄を合わせるために行う手です。
これは単に先の需要を前倒ししただけ。
それどころか無理な販売には、
価格の譲歩(=利益率の悪化)と回収条件の緩和が付きまとい、
キャッシュフローを悪化させます。

売上至上主義を捨てて
キャッシュフロー重視経営に転換するということは、
場合によっては、回収の悪い取引先、
ABC分析で手間がかかる取引先を切ることにより、
あえて売上高を下げる。
そのことによってキャッシュフローを改善する戦略もありうるのです。

しかしここで提案したいのは、
独自の土俵を築いて、
ファンを増やし、
利益率を獲得することで、
売上に依存しない経営体質とすることです。
それが現実的かつ自然な方策ではないでしょうか。

2001年の倒産企業は全国で19,164件。
そのなかで業歴30年以上の老舗企業が1/4を占めました。
右肩上がりの時代が再来することを信じて
(あるいは過去の成功策に溺れて)
沈没することは避けてください。

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