戻る 棚田の学校田植え編「絣を着てみました」

曇天の一日でした。
定規を使います。
絣は地元の女性たちが納屋から出して整えてくれていました。
ときどきは腰を伸ばさないと…。

 
棚田の学校の3年目。今年は絣を着てみました。2001年5月27日のことです。

3年目に入った棚田の学校。単に農作業をするイベントではなく、里山の風情を身体で楽しんでいただくことが目的です。そこで、地元農家のタンスの奥に眠っていたかつての作業着、といえば素っ気ないのですが、絣(かすり)を出してきていただきました。

3年目になれば慣れた手つきの人もいます。女性の参加者に着ていただくと、まるでドラマの場面のように風景に溶け込んでいきました。

もちろん、棚田の学校は、誰でも来られます。常連も飛び込みも区別はありません。ただ身を預けてみる、そして地元の人たちと談笑する。だから単なる農作業ではないのです。あなたも泥に癒されてみては…。
  

地元の田野さん。若いけれど山仕事の名人。彼が飛ばすと重い竹とんぼがよく飛ぶ。ハイテク素材の羽みたいに軽やかには飛ばない。そこがいいんだ。力と技だね。
竹細工名人の逸品。といってもあくまで生活の道具。民芸品を気取らないところがいいね。
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植える準備をします。「こうするんだよ」
絣が似合う人。
4人で進んでいきます。
「ほら、こんな具合」「へえ、そんなふうにするの」。都市部からの若い女性に囲まれてたじたじの田野さん。