勝浦川流域ネットワークの趣旨
〔趣旨〕
 川は、太古の昔から人々がかかわるなかで、文化や風土を育んできた。いわば人の生活の中心に川がありました。
 勝浦川は、雲早山の東斜面に源を発し、上流部の上勝町、中流部の勝浦町、下流部の小松島市を経て、徳島市南部に注ぐ全長49.6q、流域面積 224平方キロメートル、流域人口2万6千人の川です。近年は流域の住民による川を通したさまざまな交流やまちづくりの関心が高まっています。
 そこで、勝浦川流域の人々によるゆるやかな連携をつくり、それぞれが課題を持ち寄り、より多くの人が参加し、できることから実行して勝浦川とのかかわりを考えたいと思います。

〔活動内容〕
(1)流域の交流
 誰でも参加できる楽しい活動にしたい。そのため、企画は誰でも立案でき、「この指とまれ」で集まってきた人たちによるプロジェクト方式で実施します。ただし、活動が会の趣旨に合致するかどうかは、みんなで話し合います。このような活動を通して、上流と下流、若者と高齢者など、さまざまな交流を図ります。
(2)川を保全する
 自分たちの身近なところを流れる川を見つめることで、環境問題への手掛かりとします。ボランティア活動や勉強会を通して共に学び、健やかな川を未来に手わたす活動を行います。健やかな川とは、生態系の営みが豊かな川のことです。
(3)地域づくり
 持続可能な社会の実現に向け、流域住民と行政、企業が共に地域づくりを行うきっかけとなる「宝探し」(地域の長所を発見し、それを活かすこと)を行います。

〔参加資格〕
 上記の趣旨に賛同する人は誰でも参加できます。「批評するより汗かこう」で、一般の人たちが集まって、背伸びをせずに自分たちでできることから始めます。そんな人たちの結びつきがこのネットワークになればと考えます。
 私たちは以上の趣旨に基づき、皆さんの参加を呼びかけます。