1 2 3 4 5 6 7
|

南太平洋のポリネシアでは「アイタ・ペアペア」が合い言葉。その言葉の魔法とは?
|
 |
もう少し自由な…
俳優マーロン・ブロンドが所有する美しい島、テティアロア島へも立ち寄った。彼は、映画「バウンティ号の反乱」で主役を演じた人で、南太平洋に魅せられてこの島を買った。それから小屋をいくつか建て、部屋にはベッド、蚊帳、ゴーギャンの模写を置き、しょっぱい水がちょろちょろ出るシャワーを備えたホテルをつくった。ベッドの下は砂、部屋を一歩出れば渚。南太平洋が濃厚に感じられる素朴な雰囲気がいい。
船で1時間ほどリーフを走ると鳥の楽園が見えてきた。砂浜を覆いつくすほどのアジサシの群れに、24ミリ広角を手に抜き足差し足で近寄ったが、鳥たちはいっせいに飛び立ち、一瞬太陽を遮った。
島を一周するとお昼になり、ホテルのスタッフによってランチが用意された。虫よけのため、二人の女性が陽気な掛け声とともに大きなヤシの葉で扇ぐ。熱帯の果実や魚介、新鮮な野菜、肉などを木の葉の皿に盛って食べる。2世紀前のヨーロッパ人の驚きが実感できる。
この島にはホテルのスタッフと少数の家族が住んでいるだけである。人に会わないから旅行中の女の子も水着をつけていない。
世の中の分別や、習慣、法律までもが背景に隠れてしまい、人間関係をつなげていた見せかけの笑顔さえ要らなくなってしまう。
親密な時間、親密な空間、親密な人たち──。小さな囲いのなかで夢をみている。制約はないが乱れてもいない。ごく少人数に限れば何でもないことだ。それなのに、諸々の例外のために不自由な思いをしている。
もう少し自由な身体、自由な心があれば忘れていたものをこんなにも多く取り戻せるのに。
(小説「空と海」から)
Copyright(C) 1997-2001 Soratoumi.com All Rights Reserved
Photo & Text by Yoshi |
|
 |
 |
|
ポリネシアクイズに答えてみて!
選択肢のなかから正解と思う文字を選んで並べ替えると答えです。ただし正解がひとつもない場合と正解が複数ある場合がありますのでご注意を。ヒントは本文または「空と海」にあるかもしれません。問題は全7問です。なお、ここでのポリネシアはタヒチやクック諸島、西サモアを指しています。
4. ポリネシアは物価が高いというのはどうでしょう。またその理由は?
(た) 物価は高い。自国にないパソコンやテレビを求めるため、外貨を獲得する必要があったため。
(ち) 物価は安い。ありあまる海の幸や果実がふんだんに採れるため。
(つ) 物価は日本とそれほど変わらない。ポリネシア人には華僑が多くそれなりに商売が巧みなため。
(て) 物価は目が飛び出るほど高い。なんといっても大陸や陸地、先進国から離れているため、運送に費用がかかるため。
(と) モノによる。コカコーラのように安いものもあれば、牛肉のような高いものもある。
次のエピソードへ
回答のページへ進む
|
||| office Soratoumi |