プレスリリース 平成15年度 電源地域振興指導事業 地域振興計画策定事業
「"勝浦川健やか交流圏づくり"への提案のための調査」についてのお知らせ
株式会社 開発計画研究所     
(四国経済産業局委託 調査実施機関)
 
「"勝浦川健やか交流圏づくり"への提案のための調査」は、電源地域(発電所立地地域)である小松島市、勝浦町、上勝町を対象地域として、滑J発計画研究所が、四国経済産業局の「電源地域振興指導事業(地域振興計画策定事業)」を活用して実施しているものです。
本調査は、勝浦川流域の広域振興の目標像を「勝浦川健やか交流圏づくり」と設定して、心身の総合的な健康増進をキーワードとした、広域的振興ビジョンと振興事業案を提案することを目的としております。
11月4日(火)に「健やか事業おこしワーキング検討会」、10日(月)に「健康づくりワーキング検討会」を開催し、それぞれの部門の第一線で活動する地元関係者と学識者等アドバイザーとで、「健やか交流圏づくり」の目玉となる事業アイデアについて検討を行います。また、11月19日(水)には、第二回の検討(全体)委員会を開催し、「健やか交流圏づくりへの提案」の骨子について意見交換を行うとともに、2月開催の第三回(最終とりまとめ)委員会に向けた調査スケジュール等について検討します。

1.本調査の目的
 本調査は、98年の「健康日本21」発表、02年の「健康増進法」公布等の国の動きと、対象地域である勝浦川流域という地域のまとまり、健康増進の面での地域の発展可能性に着目し、住民・民間事業者等の活動に焦点を当てて、行政による計画や市町合併議論とは異なる観点から、地域の広域振興ビジョンと振興事業・取り組み案を提案するものです。
 本調査では、中・下流域での健康・医療・福祉等の観点からの地域産業活性化策などへの提案、上流域での健康・医療・福祉環境充実に資する光ファイバー網等の情報網整備方策への提案などが期待されています。

2.健康増進の面での地域の発展可能性
 上流に位置する上勝町は65歳以上人口が40数%という超高齢化の状況にありながら「寝たきり老人は二人のみ」で、彩事業、ゴミゼロ宣言など、全国で最も注目されている自治体の一つであり、高齢化社会における人材活用、地域資源活用のモデル自治体といえます。
中流域の勝浦町は、勝浦病院、医療福祉専門学校という医療・福祉の核的施設に加えて、町の保健・健康づくり事業実施に当たり、地区住民が事業を企画し、実施をサポートするという「愛育班活動」が町内に根づいており、住民と行政が協働して地域社会で支える保健・福祉体制のモデル自治体といえます。
下流の小松島市は、港湾に伴う社会構造的要因から地域経済の停滞状況が否めませんが、中心市街地活性化の起爆剤として期待される徳島赤十字新病院が06年度オープンに向けて10月16日に起工し、医療・福祉の充実したまちづくりが姿を現し始めています。
 このように、それぞれが、全国的にアピールしえる健康増進、医療関連の活動、事業シーズを有しており、勝浦川流域として、これらの取り組みを関係づけ、また、これらを発展させて、新たな健康増進の取り組みを開始することにより、「健康日本21」をリードする、モデル的な地域・流域圏とすることが可能と考えられます。そして、これらの取り組みを地域内外に情報発信していくことにより、地域の人々の地域に住む自信と誇りが培われ心身の健やかさが高まるとともに、地域外からも「健やかな地域」に惹かれる人や事業者が集まり始めることが期待されます。

3.本調査の検討体制
 本調査の実施に当たっては、体系的な計画をつくることよりも、住民・事業者・行政の参加・協働型で地域の活力を生み出す動きを起こすことを重視しています。したがって、調査検討の基本スタイルとしては、地域の関係者が主体となって、みんなで考える、考えつつ動く、動きながら考えを深めていく、また動きながら賛同と参加の輪を拡げていくことをめざしています。
 このような方針に基づき、検討委員会のもとに、「健康づくりワーキング」、「健やか事業おこしワーキング」、「健やかサポート地域医療連携ワーキング」の3つのワーキンググループを組織して、地元の実態に即しかつ実施を前提とした実現可能性の高い検討を行います。検討委員会は、近藤光男教授(徳島大学大学院工学研究科)を委員長に、中村昌宏教授(徳島文理大学総合政策学部)ら学識経験者、徳島赤十字病院等地元医療機関関係者と、ワーキンググループ主要メンバーとで構成し、より広い見地、専門的見識からの検討を行い、調査・提案内容の精査と社会的認知を図ります。

4.調査・検討スケジュール
 8月4日に、第一回検討(全体)委員会を開催し、本調査の目的と進め方について合意を得ました。
11月19日に、第二回策定検討委員会を開催し、調査の中間報告を行い、「健やか交流圏づくりへの提案」の骨子について意見交換を行います。
第三回最終委員会は、2月開催の予定です。
第二回委員会での中間報告に向けて、後掲のように、11月4日に第一回「健やか事業おこしワーキング検討会」、11月10日に第一回「健康づくりワーキング検討会」を開催します。
地域医療機関関係者等をメンバーとする「健やかサポート地域医療連携ワーキング検討会」では、「事業おこしワーキング」、「健康づくりワーキング」、及び第二回(全体)委員会の検討内容を受けて、地域としての「一次予防(病気にならないための予防)」、「三次予防(病後回復、リハビリ、療養など)」の環境・条件を充実させていくために、病院・医師の立場からのどのようなアドバイス、サポートをいただけるかについて意見交換を行う予定です(開催時期未定)。

5.第一回「健やか事業おこしワーキング検討会」について
【日時】 11月4日(火)午後2時〜4時30分
【会場】 身土不二屋(小松島市:日開野交差点キダブンとなり)
【出席者】貴田収氏(キダブン、身土不二屋店主)、海川喜男氏(さかもとグリーンツーリズム実行委員会代表)、福田浩幸氏(勝浦町商工会経営指導員)、横石知二氏(鰍「ろどり取締役)、田上幸輝氏 (鰍ゥみかついっきゅう支配人)、
平井吉信氏(コーディネーター:(社)中小企業診断協会徳島県支部副支部長)、黒河昭一氏 (アドバイザー:潟Aワード代表取締役)
【主要な話題(予定)】
□「勝浦川健やか交流圏」を実現するための事業アイデアについて
<事業(例)>
○自分達の地域に誇りと自信を持てる"地域認証システム"の構築・運営
・勝浦川流域圏の農作物や健康関連商品の"健やかブランド化"
−人の健やかさへの配慮[安全性、健康関与性]、自然の健やかさへの配慮[環境低負荷栽培(無農薬等)、販売・流通(ゴミを出さない売り方等)]の両面から、地域産品・商品等の評価、地域認証のしくみづくりを検討
○「健やか交流圏」づくりに先行するモデル的取り組みの掘り起こしと地域としてのサポート(成功モデルづくり)
・「安全食品供給流域圏」づくりをめざすモノ、ヒト、情報の交流拠点"身土不二屋"の取り組みに対する地域としてのサポート
○健やか体験・滞在事業おこし
・"月ヶ谷温泉"、"ふれあいの里 さかもと"等の宿泊施設での健康増進、湯治・療養・保養メニュー等の拡充(「健やか交流モニターツアー」試行案)

6.第二回「健康づくりワーキング検討会」
【日時】 11月10日(月)午後2時〜4時30分
【会場】 小松島市保健センター(小松島市小松島町字新港9-10)
【出席者】佐藤充宏氏(徳島大学総合科学部助教授)、三浦哉氏(徳島大学総合科学部助教授)、小松島市保健師、勝浦町保健師、上勝町保健師
【主要な話題(予定)】
□勝浦川流域での健康づくりプログラムの強化・保健の方向とイメージについて
□流域での健康づくりをより推進する共同・連携組織設置の可能性について