和田の屋 発見!
「滝のやき餅 焼きたて 食べた」

◆滝のやき餅物語
◆和田の屋のういろ ◆縁結びの店 ◆やき餅を焼く女性 ◆秘密の合い言葉 
滝のやき餅という食べ物をご存知ですか?

薄く練られたほんのり焼きたての甘さと軽さが口のなかで拡がっていく
抹茶とともに味わうひととき

その昔、阿波の殿様蜂須賀公が愛飲された眉山の湧き水「錦竜水」
その名水を使って炊きあげた小豆あんは、灰汁がなくさっぱりとした上品な味

皮とあんの絶妙のせめぎあい
香ばしい焼き加減
ほどよい厚み
しかも女性たちの手で一枚一枚焼かれている

うるち米ともち米。たったそれだけの素材を石臼で挽き
天日で干しただけの皮
素材のみを味わって欲しいから

子どもに安心して食べさせられるというおかあさん
ちょっと疲れたときに
和田の屋本店に寄ってみたくなるという近所の女子高生
友だちを誘って気軽なおしゃべりの場として通うおばさんたち

四百年、今も昔も変わらぬ風味
無添加だからその日のうちに召し上がれ
素朴でほんのり甘い

ここでしか食べられなくて申し訳ないと言う社長は信念の人
決して日持ちさせようとは考えない
温もりのあるできたてを食べるのが滝の焼き餅だから

どこかなつかしい風情の和田の屋本店が蘇ったのは
今年の1月のこと
この店には、数え切れない人たちの思い出が刻まれているよう
店のすぐ外には、滝がある

錦竜水…徳島市に寄り添う眉山は、紀貫之の土佐日記にもうたわれ、その湧き水群はいまも枯れることなく、市民の水くみ場として利用されている。和田の屋でつくられるお菓子、立てられるお茶やコーヒーはこの名水を使っている。
           
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