月の宿 探検隊が行く〜月が谷鉱泉の源を探検編その2


さらに行くと薬師如来をお祀りしたお堂がありました。薬師如来はおやくっさんの呼び名で親しまれ、病難厄除や病気平癒の御利益で知られています。
上勝町の古文書にはこう記されています。





「月が谷は大昔薬師如来感応の霊山にして、出るところの温泉は、如来の慈悲よりなる処の冷泉なり。弘法大師この地経歴ありし頃月が谷の厳上において薬師如来姿と現し大師に告ぐるに渓間湧出の霊水は能く万病を除療する旨を以てす」
ここは弘法大師ゆかりの冷鉱泉の発祥の地。
薬師如来に思いをはせながら
「おんころころせんだりまとうぎそわか」の真言をお唱えしました。

山道はますます険しくなってきます。
足元に注意しながら美馬専務はどんどん登っていきます。
すると、辺りにイオウ臭が漂う場所に出ました。
大きな岩が沢を挟み込み、
岩からしみだした水が岩肌を伝って流れ出しています。
岩肌には白い粉が付着し、紛れもない温泉成分です。

「これが月が谷の冷鉱泉の源なのか…」。

けれど湧き出る鉱泉の量はそれほど多くありません。
鉱泉源のいくすじの流れは小さな淵に滑り落ち、
その淵からパイプを引いているのが現在の月が谷温泉です。
つまり鉱泉成分を沢の天然水が補っています。
正確に言えば、
天然冷鉱泉と沢の天然水を水道水を一切加えることなく湧かしています。
熱源は、日本初のバイオマス方式のボイラーです。

泉源付近の月が谷は滝と淵が連続する沢。付近の民家が飲み水にも使用している清冽な水です。



バイオマスを使うメリットが紹介されています。
(1)地球温暖化の防止
(2)循環型社会の形成
(3)戦略的産業の育成
(4)農産漁村の活性化
(社団法人日本有機資源協会のパンフレットから)


お大師様のご利益を、自然の恵みで湧かす湯、なんだか温まりそうですね。
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