月の宿 探検隊が行く〜月が谷鉱泉の源を探検編その1

月の宿の源泉は、険しい沢沿いの山道を半時間、人里離れた月ケ谷の沢にある大きな岩からしみだしています。水道水は一切加えることなく、月ケ谷の清冽な冷鉱泉を木質バイオマスエネルギーによるボイラーでほんのりとあたためてご提供しています。鉱泉源とはどんなところなのでしょうか?
国土地理院発行の2万5千分の一地図を見ると、
月ケ谷温泉の建物がある場所から離れた山中(勝浦川支流の月が谷)に
温泉マークが付けられています。
これが何を意味するのか以前から気になっていました。
そこで月の宿の美馬総支配人にお尋ねしたところ、
「実はここが鉱泉源です。私の家と近所のもう一軒で代々守ってきました」とのお答え。
「もしよかったら行ってみますか?」とのお誘いに、
山と沢が大好きな探検隊は喜んで案内してもらうことにしました。

月の宿から勝浦川沿いをしばらく歩くと
支流月ケ谷の入り口が見えてきました。
この辺りの勝浦川はダム湖となっているので川底まで相当の距離があります。

沢沿いに山を登っていくと道は険しくなり、
眼下に大きな滝が見えてきました。
急斜面を谷底まで下りてみると大きな滝壺。
深い淵の底は見えません。
大きな岩の付近には、もくれんが生えています。
 
(夏に水浴びすると気持ちいいかも。ここならアメゴはいるだろうな)

再び山道へ。
しばらく行くと橋があり、橋を渡ったところで古い家屋が見えてきました。
これが昭和47年まで使われていたかつての月が谷温泉です。
ここを所有する美馬家と山本家が管理し、
地元の人たちが訪れる地元の湯だったのです。

家屋に入ってみると、
鉄の湯桶に木の板を沈めて入るものです。
探検隊も幼い頃、
親戚の家で月を見ながら足板を沈めて入った想い出があります。
釜に触れると「あっちっち」ですが、鉄の風呂はよく温まるのです。
 
(いにしえの月が谷温泉は、地元専用の湯だった。美馬家は代々湯守として隣家とともに管理してきた。それにしてもこんな山中の沢沿いで湯浴みとはなんと素朴で風雅な…)
 
美馬総支配人は竈(かまど)にたたずんでしばし感慨に浸っているよう。ここは昔、炭焼きをした土釜があった場所です―古き時代を懐かしんでいられるのでしょう。

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