いい音楽で場の雰囲気を盛り上げるBGMを大切にしたい

プロローグメロディーリズム季節ひとの声自然悠久の癒し大人の時間クラシック八重山
プロローグ

メロディーが心地よい
  • 「サマー」(ジョージ・ウィンストン)
  • 「プレイアデス舞曲集」「プレイアデス舞曲集2」(田部京子)
  • 「クワイエット・モーメンツ 」(ヘニング・フリンソルム)

リズムにうきうき
  • 「SPIRIT OF GONTITI」(ゴンチチ)
  • 「九月の風」(松岡直也)

季節を感じる
  • 「夏の旅」(松岡直也)

ひとの声で憩う
  • 「ムーン・ダンス」(アン・サリー)
  • 「WILD AND GENTLE」(畠山美由紀)
  • 「MAYA」(MAYA)
  • 「夢であいましょう」(村上ゆき)
  • 「遠い渚」(トレイシー・ソーン)

自然とともに
  • 「MUSIC OF WIND」(岡野弘幹)
  • 漢方癒音(漢方ヒーリングシリーズ)「茶楽 清香満山月」
  • 「インナーハーベスト」(プシュカー)
  • beyond the Missouri Sky (チャーリー・ヘイデン、パット・メセニー)

悠久の時間に癒される
  • 「クワイエット・アース」(カマール)
  • 「日本古代歌謡の世界」(東京楽所)

大人の時間〜ジャズ・ボサノバ
  • 「Nocturne」(チャーリー・ヘイデンゴンサロ・ルバルカバ)
  • 「MAYA+JAZZ」(MAYA)
  • 「ソフトリー」(ワンダ・サー)

クラシックで優雅に浸る
  • モーツァルト「フルートとハープのための協奏曲」
  • モーツァルト「クラリネット五重奏曲」
  • ベートーヴェン「ピアノソナタ田園」
  • ドビュッシー「ピアノ名曲集」
  • ドビュッシー「牧神の午後の前奏曲」
  • ワーグナー「ジークフリート牧歌」

沖縄、八重山、南太平洋に憧れて
  • 南海の楽園 八重山・宮古
  • 「」大島保克
  • 「南風」(夏川りみ)
  • 南太平洋の島々の音楽
  • バリのガムラン
ひとの声の魅力ははかりしれない。
人間にもっとも近い「楽器」であって
移ろう心を直截に表現できる。
だから、声はいい。

◎「ムーン・ダンス」(アン・サリー)

彼女のうたう「蘇州夜曲」が好きです。
医師でありながら歌手という才色兼備の彼女。
軽妙なリズム感と木綿の肌触りのヴォーカルが特徴です。

昼下がりにリラックスできる音楽として、
カフェ、ブティック、美容室などで
気取らないナチュラル感覚を演出できます。
 

◎「WILD AND GENTLE」(畠山美由紀)

2008年前半にもっとも聴いた女性ウォーカリストです。

感情表現の豊かなアーティストであり、
ライターとしての感性も卓越しています。

けれど、単なる心地よさだけでなく、
ある種の飾らない強さや存在感、
情感が底流に流れます。
アルバム中、「罌粟(けし)」 と「真夏の草原」は
他の誰にも代え難い個性があります。

→ さらに詳しく書いてみました


◎「MAYA」(MAYA)

MAYAは、多言語でジャズ、ボサノバ、JPOPSをうたう。
新しい作品「MAYA+JAZZ」は
ジャズを歌いきった濃厚さがいい。
「ブラックコーヒー」のけだるい情感、
ロシア語で歌われる「黒い瞳」のうねるながら躍動する情感。
歌への没入への静かな凄みさえ漂う。

発売元レーベルのスタッフが
一枚のCDというパッケージに対して、
デザインや情報提供、録音を含め、
歌手および商品を買っていただくための思いを込めた。
スイングジャーナルの賞を取ったことがうなずける。

コーヒーを濃厚な雰囲気で飲んでほしいと考える
コーヒー店のマスターはぜひ聴いてみて。

心地よさでは彼女のメジャーデビューとなった「MAYA」がいい。
軽やかな情感をたたえながら
ラテンやジャズ、ボサノバ、
挙げ句の果てにユーミンの「卒業写真」までを
多言語で自在に音楽を操る歌姫。

多彩であっても表現は抑えめ、
羽根の生えた軽やかさで
次々とセンス良く楽曲を料理していく。

ブティック、旅行代理店、レストランなど、
さまざまな場面で聴いてみたいところです。
 

◎「夢であいましょう」(村上ゆき)

肩の疲れが取れるような音楽ならこれ。
空間にぽかんと放りだしたような飾り気のない、
けれど一度聴いたら忘れらない声の華やぎ。

聞き慣れた楽曲が新鮮に蘇る。

「テネシーワルツ」にはじまり、
日本のいにしえの名曲を彼女の色でうたう。
「ポカンポカン」「ゆらりろ」などが秀逸。
夜にウィスキーを傾けるとき
「夢であいましょう」が流れるとたまらない。

ということで、オーガニック野菜のレストランなど
手作りの温もりを伝えたい場面で力を添えてくれるでしょう。
 

◎「遠い渚」(トレイシー・ソーン)

投げやりのようなけだるいヴォーカル。
そして変化のない楽曲とフラットな声の抑揚、

なのに生ギター1本だけで自分の世界をつくれる。
ほとんどお金をかけずに録音されたらしいが、
後に、エブリシング・バット・ザ・ガールとしての片鱗が伺える。

心の深いところにさっと入ってくるのは
いまも変わらぬトレイシーだけの個性。
さらりとして何もしていないのに濃厚。
「ファムファタル」を聴いてみれば、
当時20歳のトレイシーが
ぽっかりと開けてしまった音楽の深淵が伺える。

LPレコードでよく聴いていた。
いまも変わらぬ人気を持ち続ける名盤。

さて、BGMとして使うにはどうだろう?
と思ったけれど、
この生成の素肌感、
イギリスのひなびた田舎まちを思わせる
雰囲気をどんな場面で活かすかはあなた次第かも。
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